女性が憧れる職業のエステティシャン。
初対面で出会った女性が「エステティシャンしてます」というとなんだかドキっとしませんか?
わたしは女性ですが、なんだかキュンとしてしまいます(笑)
わたしは実は3ヶ月だけエステティシャンになった経験がありまして、
働いて「なんかちがうぞ!」と思ったことをこの記事にまとめました。
エステティシャンとして働くメリットデメリットを十分に理解して働かないと結構過酷な職種です。
エステで働きたい人は参考にしてください。
エステティシャンとは
まず、エステティックとは脱毛や痩身を器具や機械を使って施術することで、「全身美容術」をさします。
つまり、エステティシャンとはお客さまの悩みをカウンセリングして施術をする人で
いわば美容のお手伝いをする人です。
そんな美容のお手伝いは女性の憧れの職業でもあります。
女性を綺麗にして、笑顔を貰ってお給料がもらえる!そんな風に考える人も少なくないはず。
ですがそんなエステティシャン。
決してメリットだけではありません。
どんな職業もそうですが、はたから見るイメージと実際働いたときのギャップは少なからずあります。
エステティシャンも結構ギャップも感じる職業だとわたしは思ってます。。
ここからはエステティシャンのメリットとデメリットを細かく紹介していきます。
エステティシャンのメリット
美容知識が増える
美容部員と同様、お客さまの悩みを聞いたりその悩みに合った施術をおすすめするエステティシャンは美容知識がなければいけません。
そのため一般の人よりも美容に対して詳しくなります。
美容部員は肌の細胞やメカニズム、化粧品の成分やコスメに詳しくなるのに対してエステティシャンは体のリンパやツボなど「体」に詳しくなることができます。
エステサロンでコスメを扱っていたら、化粧品の成分なども知識がついてきますから就業する会社によって知識の幅は広がります。
わたしも3ヶ月だけエステサロンに勤めましたが、リンパやツボの知識が以前よりだいぶ深まって自分にマッサージするときや家族にマッサージするとき役立つし、なにより喜ばれます。
3ヶ月のわたしでさえ知識がついたのですから、何年も勤めれば相当な知識がつくんじゃないでしょうか。
技術が身につく
手に職をつけることができます。
手順やマッサージの方法は本やテレビで知ることができますが、実際に人の体に触ってみないと力加減や体の変化に気付く力は身に付きません。
何人も施術をしているうちに、体に触っただけでコリが分かったりその人の癖が分かったりするなど感覚もみにつけることができます。
わたしも最初の研修で技術を学んで、お客さまにも実際施術していました。
最初の研修で基礎的なことを学ぶことができるので、未経験でも研修を受けて施術に入ってうればプロとしての感覚や技術を磨くことができます。
そういった技術や感覚を身に着けることができるのは、エステティシャンのメリットです。
独立・開業が目指せる
上記で書いたように、技術や感覚を身につけるとそれはもう自分のもの。
その技術をもって独立し自分のお店を持つことができます。
実際にわたしが働いていたエステサロンのスタッフも、技術をみにつけて自宅でエステサロンを開業していました。
お客さまの数は少ないかもしれませんが、妊娠時も時間を減らしたり自分の身体に合わせて融通が利くので良いと思います。
自分自身を磨くことができる
エステティシャンってみんな綺麗ですよね。
エステに来る人はみんな「綺麗」になりに来るので、施術をしてくれる人がキレイな人でなければいけません。
「エステをしたら私もこのエステティシャンみたいになれるのかしら」と思わせないといけないからです。
そのため、必然的にキレイにならなきゃ!と美意識が高まります。
芸能人でもそうですが、見られるという事は綺麗になりますもんね。
普段のお手入れを丁寧にするようになったり、髪の毛や爪まで細部にいたるまで気を付けるようになります。
エステティシャンのデメリット
生活が不規則になる
エステサロンは仕事終わりの人も迎えるところが多いため、夜遅くまで開店しているところも少なくありません。
お客さまの施術が長くなってしまったり、クロージングでなかなか決まらないときはその分は残業することになります。
そのため閉店して家に帰ると22時になってしまったり、生活が不規則になりがちです。
わたしが経験したエステサロンのように、朝は研修で昼から店舗で営業のようなサイクルだと1日の大半を仕事場で過ごしていてプライベートな時間はほぼなくなります。
仕事終わりに習い事をしたり、家でDVDを見たり・・そんなプライベートな時間を重視する人にとってはデメリットです。
指が太くなる
フェイシャルエステの専門サロンはこんなことないと思いますが・・。
ボディのマッサージやツボ押し、痩身エステをしていると腕と指が太くなります。
特に親指がすごいしっかりしてきます。
太いというか、親指の先が大きく平たくなっていく感じです。
わたしが働いていたエステサロンでも体の線が細くて華奢なのに、指をみると
「えっ!?おじさん!?」(ごめんなさい)と言うくらい指が太くなっている女性を何人も見ました。
ボディのマッサージは自分の体重を乗せますし、指や腕をいかに使っているかということの証明ですね。。
ですので、すらっとした女性らしい長い指というのは難しいと思います。
もちろんネイルアートや爪を伸ばしたりすることもできません。
ノルマが厳しい
美容部員と同様ノルマがあります。
エステサロンで販売するのは、そこで扱っているコースや化粧品やスキンケアです。
フェイシャル10回コースとか痩身エステ12回とか、脱毛2年間で12回とかそういうコースですね。
お客さまは1回分を払うわけではなく、まとまった回数を前払いするので金額も高くなります。
何十万だとか何百万になることも。。
そのためエステティシャンにのしかかるノルマの金額も高くなるでしょう。
ノルマが厳しいと、数字ばかりが気になる生活を送ることになり月末は気が気でありません。
またノルマを達成できないと自分でコースを購入したり、自分で補填しないといけないサロンもあるので注意が必要です。
女の職場
エステサロンはTHE女の世界です。
上司はもちろん、同僚や先輩、お客さまも全員女です。
男性用エステサロンもありますが、そういった場合もスタッフは女性です。
そうなると女の職場特有のいじめやいやがらせがある可能性があります。
女性はグループで集まるとろくなことがありません。
派閥を作ったり、マウンティングで上下関係ができてしまったり、嫉妬や妬みがでやすいです。
女の職場で働いた人はピンとこないかもしれませんが、学生の頃に感じた女の派閥が社会人になって顕著にでるのが女の職場です。
実際にたった3ヶ月いたエステサロンでも女特有の悪口やマウンティングを目にしました。
わたしがエステサロンで感じたブラックな環境は別記事でまとめています。エステティシャンを目指す人は読まないでください。
エステティシャンのメリット・デメリットまとめ
本記事をまとめたエステティシャンのメリット・デメリットは以下です。
エステティシャンのメリット
美容知識が増える
技術が身につく
独立・開業を目指せる
自分自身を磨くことができる
エステティシャンのデメリット
生活が不規則になる
指が太くなる
ノルマが厳しい
女の職場
女性が憧れるエステティシャンですが、メリットもあればデメリットもあります。
憧れだけで就職すると想像と違った!とギャップに苦しむことになりますので、デメリットもよく理解してください。
1番のネックは「ノルマ」と「人間関係」です。
エステサロンで求人を検索すると、常に求人を出しているところも沢山あります。
常に求人を出しているということは、それだけ人の入れ替わりが激しいということ!
そういった求人にはまず応募しないことで、人間関係のギャップは免れます。
ノルマに関しては残念ながら入社しないと分からないことです・・。
最初はアルバイトで入ったり、お客さまとして入店して様子をうかがうことが1番安全な方法かもしれません。
エステサロンはデメリットもありますが、女性のキレイをお手伝いできる素敵な仕事に間違いはありません。
ノルマや人間関係に悩まされない職場に出会えることを祈ります。


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