腰痛は人に理解されにくいし「こんな理由で休むなんて甘えだよね」と思いがちです。
けれど、我慢すると自分自身が後悔することになってしまいますよ。
私はヘルニアに耐えながら働き続け、結果退職を選んだので辛さがとてもよくわかります。
腰痛は無理せず休んでください!
今回は腰痛で休む時の言い方や、注意点と私の経験談もまとめて紹介します。
腰痛で休むのは甘え?ヘルニアが辛いけど理解されない…という人は、参考にしてくださいね。
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腰痛で休むのは甘えじゃない理由
腰痛で休むことは甘えではありません。
けれど、優しい人や真面目な人はどうしても自分をせめてしまいがちですよね。
ここでは、腰痛で仕事を休んでもよい理由を紹介しますね。
これを読んだら、休むことに躊躇はなくなります♪
腰痛が悪化する
まず腰痛を我慢して働き続けると、症状が悪化してしまいます。
腰が痛い原因が仕事なら、働き続けると悪くなる一方なんですよね。
私も美容部員をしている時にヘルニアになりましたが、原因はメイク中の中腰にありました。
けれど休むことができなかったため、ずっと中腰で作業を続けていたんですよね。
結果、体育座りをできないくらい悪化してしまいました…。
最終的にブロック注射を打ちながら働く羽目に…。
通っていた病院でも言われましたが、腰痛は無理に動かすと悪化するので休養が大切…。
腰痛を患いながら働き続けても、良くなることはほとんどないんですよね。
一旦体を休ませて、回復してから仕事復帰しましょう。
精神的ストレスに繋がるから
腰痛しながら働き続けると、症状がひどくなるだけでなく、精神的にもストレスが溜まります。
- 1つ1つの動作が慎重になる
- 仕事が遅くなる
- 仕事ができない自分が情けなくなる
- 他人に迷惑がかかる
など、何をするにも時間がかってしまい、自分自身を追いこんでしまうんですよね。
自分が情けなくなって、ストレスがかかります。
また真面目な人だと、周りに迷惑をかけるまいと無理してしまうため症状が悪化してしまいますよ。
出勤しても仕事ができないから
腰痛を我慢しても100%の仕事ができないので、邪魔になる可能性も…。
例えば私の場合は販売業でしたが、重い荷物を運ぶのに手間がかかって、いつもより倍時間がかかっていました。
1つの仕事に時間がかかるので、他の人に負担がかかってしまうんですよね。
仕事を早くしないといけないし、他の人に申し訳ないし居場所がありませんでした。
人手不足の職場なら「いるだけマシ」と思われるかもしれませんが、あまりに仕事が遅いとかえって迷惑になることも。
それならば、何日間かしっかりと休養をとってまたバリバリ仕事をこなした方が職場の人にとっても良いのではないでしょうか。
腰痛で仕事を休む場合の言い方
腰痛で仕事を休む場合、言い方を間違えると「甘えてる」という印象を持たれてしまうかもしれません。
ここでは、会社の人も納得する休みの伝え方を紹介しますね。
具体的に症状を伝える
腰痛で仕事を休む時「甘え」と思われないためには、症状を具体的に伝えること。
例えば「腰が痛いので休みます」だけだと「それだけで休まれてもな~」と思われてしまうんですよね。
何故休みたいのかを分かってもらうために、
- 体育座りもできないくらいの激痛で…
- 朝から起き上がる事もできなくて…
- 昨日の夜から激痛で眠れなくて…
- 病院に行ったら安静にするように言われて…
など、どの位痛いかを具体的に伝えると良いですよ。
そうすれば「そんなに痛いならしょうがないね」と会社も納得してくれます。
また「対策したのに治らない」とプラスで伝えられると、説得力も増すのでおすすめ。
例えば「病院でもらった湿布を貼ったのによくならなくて」など、やるべきことはやったのに改善されないとなれば、会社も休んでいいよと言わざるを得ません。
それならしょうがない…と思ってもらえるよう、伝えられる症状はしっかりという事がポイントです。
分かりやすく簡潔にまとめる
休む時はだらだらと話すのではなく簡潔にまとめましょう。
結局何が言いたいの?という内容だと「ただ休みたいだけだな」と思われる可能性が高いんですよね。
腰痛で休む時は、
- いつ頃から「先週の土曜から腰痛が出始めて」
- どんな症状か「夜も眠れないくらい激痛です」
- 何日休んでいつ頃復帰するか「病院によると1週間は安静にという事です」
- 謝罪「ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
を考えておき、簡潔に伝えられるようにしておきましょう。
病院に行っていない場合は「とりあえず3~4日様子をみて出勤できそうなら連絡します」など、言えば大丈夫。
会社からすると休む間の人員を確保するのが大変なので、休みは長めに伝えておいた方がいいと思います。
最初言ってた休みより長くなるのは印象が悪いけど、短くなるならそれはそれで喜ばれますからね。
もし「そんなに休むの⁉」と言われても「何日で良くなるか私も分からないので…もし良くなったらその時点で出勤します」と言っておけばよいと思いますよ。
ずうずると休みを延長しないように、長めに設定してくださいね。
腰痛が原因で休む時の注意点
腰痛で仕事を休むのは甘えではないし、むしろ休むべきなのですが注意点もあります。
気を付けないと会社に悪い印象を持たれてしまうため、気を付けましょう。
早めに伝える
腰痛で休む時はなるべく早めに伝えることが大切ですよ。
例えば仕事中にひどくなってきたなら「腰痛がひどいので、もしかしたら明日お休みいただくかもしれません」と言っておいた方が良いですね。
また元々腰痛持ちや、ヘルニアになった経験があるなら「こればヤバいぞ…」という雰囲気がわかるはず。
そういう場合も早めに言っておいた方が◎
もちろんぎっくり腰などは、突然くるものなので早めに伝えることは無理です。
けれどそういった突発的な腰痛でもなった時にすぐ伝えると、会社も人員の確保などができますよね。
明日出勤前に電話すればいいか…と思うのではなく、メールやチャットで一言伝えるようにしてくださいね。
診断書を提出する
腰痛で仕事を休むと言いにくい、周囲の人の目がどうしても気になると言う人は診断書を提出するのがおすすめ。
診断書があれば「医師がこう言っているから」という理由付けができますし、会社もすんなり受け入れてくれるんですよね。
診断書はかかりつけの病院の医師に書いてもらえますので、心配な時は頼んで用意しておきましょう。
会社には休む時に診断書がある事は伝えておいて、次の指示を仰いでくださいね。
できる仕事は終わらせておく
持病がある人やヘルニア持ちなど、なんとなく腰痛の前兆を感じ取れる人は、できる仕事は終わらせておくのが良いですね。
自分が進めている仕事はキリの良い所まで、終わらせておくと引き継ぐ人も分かり良いですし助かります。
もし終わらせられない場合は、休みを申し出る時に進捗状況を伝えることを忘れずに。
同僚や先輩に電話やチャットでしっかりと業務連絡しておきましょうね。
復帰した時に怒られないよう注意してください!
腰痛を繰り返さないためのコツ
腰痛で休むことは問題ないのですが、何度も繰りかえしてしまうのでは?と心配になりますよね。
ここでは腰痛を繰り返さないためのコツを紹介します。
腰痛の原因を探して解消
まず腰痛を繰り返さないために、なぜ腰痛になったか原因を知る事が大切です。
例えば、
- 運動中に変な方向に体をひねってしまった
- 物を持つときに腰から持ち上げてしまった
- 仕事の体勢(中腰など)がキツイ
など思い当たることはないでしょうか。
変な方向にひねってしまったことで腰痛になったのなら、再発は低そうですよね。
また物を持つときに「腰だけ」を使って物を持つと痛めやすいそうですよ。
重い物を持つときは膝を曲げてしゃがんで、膝から持ち上げると腰に負担はかかりにくくなります。
仕事の体勢が原因の場合は、少し対策が難しいです。
- コルセットを付けながら仕事する
- 整体に通ってメンテナンスを続ける
- ストレッチや運動で筋肉をつける
- 部署を変えてもらう
- 退職する
再発しないようにコルセットを付けたり、ストレッチや整体でのメンテナンスが必要。
できれば重い物を持つような現場仕事から、事務への部署移動ができたらベストです。
もし部署変更が不可能で、コルセットや運動で改善が見られないなら退職も選択の1つだと思いますよ。
やはり「もしまた腰痛が起きたらどうしよう」「このまま癖がついたら…」など不安を抱えて働き続けるのは辛いですよね。
今後も腰痛と付き合いながら続けられる職場かよく考えてみましょう。
コルセットを付ける
腰痛が気になる時にコルセットをつけると良いですよ。
私もヘルニアになった時、仕事中もコルセットをしていましたが、腰の位置が安定するためすごく楽です。
筋肉がある人は自分で支えられるようなのですが、私のように運動不足だと姿勢が悪くなるみたいなんですよね。
コルセットは病院で販売している場合もあるし、ネット通販で購入することもできます。
私は病院で進められたものを買いました。
1つ持っていると安心できるので、体に合うものを探してみてくださいね。
整体に通ってメンテナンスする
信頼のできる整体師に、メンテナンスをお願いするのもアリです。
私の姉も腰痛持ちなのですが、月に1度(腰痛がひどい時は週に2~3回)通って体をほぐしてもらっていました。
身体を使う仕事だと筋肉が固くなって、腰痛を引き起こしてしまうみたいなんですよね。
ただ整体に通うのは時間がかかるし、信頼のできる人を探すのは大変…。
姉のように友人が整体師がいると良いのですが、なかなかそんな境遇もありませんよね。
友人の紹介してもらったりして、長期で通えるところを探しましょう。
ストレッチする
運動不足の人は、軽いストレッチがおすすめですよ。
腰を支える腹筋や背筋がないと、腰痛になりやすいです。
私もヘルニアになった後、夜寝る前に軽いストレッチをするようになり、今現在も続けています。
ストレッチのおかげとは断言できませんが、それ以来腰痛で動けない…という状態にはなっていないので、少しは効果があるのではないかな?と思います。
無理な運動やストレッチは腰痛の悪化にもつながるので、お医者さんと相談の上行ってくださいね。
腰痛が再発しないよう上手に付き合っていきましょう。
椎間板ヘルニアで休ませてもらえず辞める事になった体験談
実は私は以前椎間板ヘルニアになってしまい、それが原因で仕事を辞めた経験があるんですね。
最終的に退職を選びましたが色々と後悔もあるので、こうしておけば良かったなということをまとめます。
「腰痛が辛いけど休みにくい」と悩んでいる人は、参考にしてくださいね。
前兆を見逃してヘルニアに?腰痛の経緯
まず、私がヘルニアになった経緯は仕事中の体勢が原因でした。
美容部員時代メイクで中腰になる事が多かったのでそれが原因だと思ってます。
けれど引き金は別で、家でお風呂の掃除していた時だったんですよね。
仕事中の姿勢が原因で蓄積したものが、お風呂掃除で爆発した…という感じ。
数秒動けないほどの衝撃があったのですが、激痛は一瞬だけで動けたので「ぎっくり腰」になりかけたのかも?と放置してしまいました。
今考えれば、あれが椎間板ヘルニアの始まりだったし、放置してしまったことを後悔してます。
お風呂場での腰痛を放置してから、だんだん症状が現れるように…。
ヘルニアの初期症状
- 左足がしびれる
- 腰痛がひどくなる
まずは左足が、じんじんとしびれるようになってきたんですよね。
長時間正座すると足が痺れますよね。そんな状態がずっと続きました。
もちろん正座はしなくても、何もせずしびれる状態です。
また自分の足だけど、感覚が鈍いようなそんな感覚が続いていました。
今思えば相当危険な状態ですが、その時の私は仕事のノルマに追い込まれていたし、それどころではなかったんですよね。
それに仕事を辞めて転職する勇気もないため、気付かないふりをしていました。
ヘルニアの症状はどんどん悪化していき、数か月後にはこうなりました。
ヘルニアが悪化した症状
- 足の痺れ、腰痛はそのまま継続
- ベッドで横になれない
- トイレでしゃがめない
- 体育座りができない
- 首を下に向けることができない
という最悪の状態になってしまいました。
時折ズキューンと体を突き刺すような痛みがあります。
この状態でやっと病院にいき、そこで「椎間板ヘルニア」と診断されます。
寝転がって片足をあげられなかったら、危険だそうです。
もっと早く病院に言っておけば…会社に伝えて休んでおけば…と、後悔して泣きましたね。
そんな状況でも「腰痛で休むなんて甘い」と考えていた私は、さらに自分を追い込んでいきます。
当時はコルセットを付けながら仕事をしていたため、上司にだけ腰痛がひどいことを打ち明けて働いていました。
上司に伝えたのも、制服の上からコルセットの輪郭が分かってしまうため、事前に報告する意味です。
上司からは「分かりました」と言われただけで、特に仕事内容が変わる事もありませんでした。
「大丈夫?」とか「重い物は持たなくていいよ」って言う言葉を期待してしまってしたのかも。
けれど今考えたら、上司からそんな言葉があるはずもないですよね。
そう言ってしまえば、他の人に負担がかかってしまうし、しょうがない対応だと思います。
けれど私は、
- 嘘だと思われているんじゃないか
- 無関心な態度が辛い
- なぜ自分だけこんな思いをしなければいけないのか
と自分を追い込んでいったんですよね。
素直に休みたいと言えば良いのに、精神的なストレスを自分でため込んでいました…。
「腰痛で休むなんて甘え」という考えのもと、我慢して働いていた私はついに退職することに…。
その時は
- 腰痛も辛いし、周囲の目も冷たいし辛い
- 接客もしたくない
- 職場の人とも話したくない
とすべてをマイナスに捉えてたし、辞めるしか方法がないと思っていました。
休むという選択肢はまったくなく、辞めるか我慢するかの2択でした。
ヘルニアで退職。今になって思う事…
私が今になって思うのは、
- 我慢せず休むべきだった
- 周りに相談するべきだった
- 自分で自分を追い込みすぎた
ということです。
誰にも相談せず「きっと休めないだろう」「我慢して働かなければ」「みんな私の事を迷惑だと思っている」など、すべてを自己完結してしまっていました。
初期の症状の段階で休養をもらっていたら、何か違ったのでは…と後悔してます。
そして当時は「腰痛で休むなんて甘い」と思い込んでいましたが、世間の反応はそうじゃないんだという事に今更気付きましたよ。
というのも、今働いている職場では上司も「腰痛がひどくて…」と言って休むし、周りも「大変ですよね」「私もよくなるのでわかります」など肯定的な人ばかり。
腰痛に対しての認識も変わっているのかな?と思います。
もちろん「ちょっと痛い」くらいでは認められませんが、ぎっくり腰やヘルニアなどの痛さはどうしようもないものがあります。
もし腰痛を我慢している人がいるなら、私のように自己完結せず相談してください。
自分の体を第一に考えてあげてくださいね。
腰痛で休むのは甘えじゃない。無理せず健康第一で。
腰痛で仕事を休むのは甘えではないし、むしろ休むべきなんですよね。
私のように「休むなんて許されない」「迷惑をかけられない」など我慢して働いていると、後々後悔することになってしまいます。
ヤバいな…と感じたら、素直に休みましょう。
腰痛を我慢して悪化したらその方が周りに迷惑をかけるし、休んで100%で戻ってきてバリバリ仕事をする方が会社に貢献することができますよ。
「腰痛で休むなんて甘えだよね」と思わず、会社に相談しましょう。
それで「そんなの甘いよ」と言う会社なら、その会社は社員の事をちゃんと考えてくれない会社だと思いますよ。
自分を大切にできるような環境で頑張ってくださいね。応援しています。
\ ベルトを巻いてワイヤーを引くだけ♪ /
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