ドアスコープって外から覗かれていそうで、怖いですよね。
オートロックなしのマンションだと特に心配…
実はマンションやアパートのドアスコープは外から覗けるし、外すこともできるんです。
泥棒の侵入方法は、玄関から入る事も多いため防犯対策をしっかりする必要がありますよ。
今回は、ドアスコープのしくみと賃貸でもできる防犯対策を紹介します。
「のぞき穴を見るのが怖い」という女性や「外から覗かれていないか不安」という人は、ぜひ参考にしてくださいね。
放っておくと怖い。ドアスコープと玄関周りの防犯は必須
防犯…と聞くと窓やベランダを想像しがちですが、玄関から入られることも多いんですよね。
警視庁のホームページによると、誰かが侵入する手口は玄関からが43.2%で窓からが56.8%となっています。
つまり、つまり窓やベランダだけじゃなく玄関の防犯も必須ですね。
玄関からの侵入で多いのが「施錠破り」ですが、それをするためにドアスコープがはずされるため要注意。
施錠破りを意識した防犯対策グッズのおすすめは、後述していますよ。
怖い!ドアスコープを外から覗く方法と外し方
最初に書いたようにドアスコープは外からでも覗けるし、外すことのできる簡単な作りです。
ドアスコープがどんなものか知っておきましょう。
ここでは、ドアスコープを外から見る方法と外し方を紹介しますね。
ドアスコープを外から覗く方法
ドアスコープを外から覗くには、「専用のスコープ」を使う方法と「小型の望遠鏡」を使う2つの方法がありますよ。
ネットで検索すると「リバースドアスコープ」や「ドアビューア」などの商品が出てくるんですよね。
これらを使うと部屋の中をのぞくことができます。
「なんでこんな物売ってるんだろう」と思ったのですが、実はこれ自体が防犯グッズなんです。
元々は部屋に入る前に「部屋の中に侵入者がいないか確認するため」の商品なのですが、逆に犯罪に使われてしまっているのが現状…。
リバースドアスコープの悪用例
- 家の中に人がいないか確認に使われる
- 特定の人の行動をストーカーするために使われる
さらに、レンズにスマホを当てれば中の様子を録画することもできてしまうのでかなり危険です。
今住んでいる部屋やワンルームや1Kの部屋なら、ドアスコープ周りの防犯対策はしっかりと行いましょう。
玄関とリビングにドアなどしきりはありますか?ない場合は防犯対策しましょう。
ドアスコープを外から外す方法
ドアスコープはペンチやドライバーなどの、工具を使えば簡単に取り外すことができるんですよね。
内側なら10円玉を使って簡単に取り外せる仕組みです。
古いマンションやアパートだとドアスコープがぐらぐらして、すぐ取れるものもあるため入居前に確認してくださいね。
もし既にドアスコープが外されていたら、すぐに管理会社に連絡して交換してもらいましょう。
また外からは取り外しにくいドアスコープも販売されているので、交換するのも1つの手です。
交換する際は、管理会社に確認してくださいね。
ドアスコープを外から見えなくする防犯グッズ
ドアスコープは外からも覗けるし、外すのも簡単なので怖いんですよね。
玄関と部屋の間にドアがない間取りの場合、すぐに防犯対策を始めましょう。
実際に私も使っている防犯グッズを紹介します。
ドアスコープカバー
ドアスコープカバーをつけると、外から覗いた時何も見えません。
また夜にのぞき穴から部屋の明かりが漏れることがないため、在宅かどうかも分からない状態にすることができますよ。
実際に私もオートロックなしのマンションに住んでいるため、こちらを取り付けました。
両面テープで貼り付けるタイプを選んだので、工具もいらず女性でも簡単。
こちらを取り付ける事で、夜中に玄関前を通っても怖いと思わなくなりましたよ。
カバーがあるだけで安心感がすごいです。
実際に取り付けた様子
カバーを横にずらせば外が見えるし、値段の割に高級感があってよいですよね。
両面テープで張り付けてあるだけなので、強度は弱いですがカバーを取り付けているだけで安心ですよ。
何もしていない人は、これだけでもやってみてくださいね。
サムターンガード
ドアスコープカバーとセットで対策したいのが「サムターンガード」です。
サムターンガードは、警視庁のホームページでもおすすめされている防犯対策の1つなんですよね。
サムターン回しという侵入手口を防ぐことができます。
サムターン回しとは…
「玄関ドアなどに使用しているカギの居室側のつまみ」をサムターンと呼びますが、このつまみを外部から特殊工具などを利用して、カギを回して侵入する手口です。
引用元:神奈川県相模原南警察署HP
どうやってサムターンを回すの?と思いますが、そこでよく利用されるのがドアスコープ。
ドアスコープを外して、そこから針金や金属の棒を入れてサムターンを回す手口が多いんですよね。
サムターンガードを付けておけば万が一、ドアスコープを外されてもサムターンを回されることは防げます。
実際に私も付けてみました。
実際に取り付けた様子
裏面のテープを張り付けているだけなので、強度は弱いけど『時間稼ぎ』になるし、安心感があります。
ビスで止めるだけなので、5分程度で終わりましたよ。
ただ、ドアの種類によっては取り付けられないため要注意。
ドアを半開きにしてカギの型番アルファベットを確認してから購入してくださいね。
ノムラテックのサムターンガードを取り付けられるドア
- LA
- MA
- BH
- LD
上記のアルファベットの表示があれば、取り付けられます。
ドアスコープカバーとサムターンガード両方付けても1000円かかりません。
オートロックなしの部屋に住んでいるなら、まずこの2つの防犯対策をしてください。
ドアポストガード
ドアにポストがそのままついている物件の場合、カバーを付けた方が良いです。
私もドアにポストがついている部屋に住んでいた時、覗かれたことがあるんですがかなり怖いです。
ポストの穴が開いているだけで、ダイレクトに部屋が見えていたので危険でしたね。
家に一人だったので、本当に震えました。
それ以来、黒いゴミ袋をガムテープで貼り付けていたのですが、なんせ見栄えが悪いんですよね。
友達を部屋に呼ぶときは、格好悪いので外したりして、かなり不便でした。
以前探した時はドアポストカバーは販売されていなかったのですが、最近発見。
ドアポストカバー
これだと目隠しにもなるし、投函された書類や商品が地面に落ちる心配もありません。
見栄えも良いので、突然の訪問にも対応できますね。
ドアにポストがついていて、部屋が覗かれる危険がある人はぜひ参考にしてくださいね。
怖いのはドアスコープだけじゃない!部屋の防犯対策
ドアスコープの防犯も必須なのですが、侵入手口として多い窓やベランダも一緒に対策しておくと安心です。
ここでは、簡単にできる窓の防犯対策を紹介します。
窓のロック金具
簡単にできる防犯対策が、窓にロック金具を付ける事です。
窓やベランダの下部分に貼るだけで、二重ロックの役割を果たしてくれますよ。
補助錠の使用は警視庁のHPでもおススメされてます。
窓やベランダから侵入された時、補助錠がついていると時間稼ぎになるので安心。
ロックをするのも簡単なので、日常的に困る事もありませんよ。
補助錠の使い方
それに「この家は防犯対策をしているな」というアピールにもなります。
シールタイプなら装着も簡単だし、退去する時に剥がすだけなので良いですよ。
マンションの1階はもちろんのこと、2階や3階など低層階に住んでいる場合は、ベランダの補助錠もつけておいてくださいね。
ガラス破り防止フィルム
上記で紹介した補助錠とセットで購入したいのが「ガラス破り防止フィルム」です。
窓に直接貼り付けるシートなのですが、こちらを貼っておくと窓ガラスが割れなくなるんです。
ベランダからの侵入手口は「ガラス破り」がほとんどなのですが、ガラスを割って鍵を開けて入ってくるんですよね。
ガラスが割れないと、当然鍵が開けられないし時間がかかることは侵入者にとっては致命的。
こちらもシートを張るだけですし、退却時に剥がせるのでおすすめですよ。
時間稼ぎして、危険から身を守りましょうね。
ドアスコープを覗くのが怖い人がやっておきたい防犯対策
オートロックなしのマンションだと、ドアスコープが外から覗かれそうで怖いですよね。
玄関周りや窓やベランダの防犯対策も大切なのですが、普段の行動を気を付けることで防犯に繋がる事も…。
警視庁のHPで紹介されている、日頃の行動も紹介しておきますね。
- ゴミ出しや買い物など短時間でも戸締りはしっかりと
- 2階の部屋やトイレ・お風呂のカギも忘れずに
- 合いカギを玄関周りに置かない
- 脚立やバケツなど足場になるものを庭に置かない
- 新聞は溜めない
- 近所付き合いを大切にしよう
気を付けたいのが、短時間の無施錠です。
例えばゴミ出しなどで部屋を離れる時「一瞬だから良いや」と、鍵をかけずに出る人もいるかも。
けれど侵入者がどこで見ているかも分からないし、もし知らずに部屋に戻った時鉢合わせになってしまいます。
部屋で鉢合わせたらとても危険です。
短時間でもしっかりと鍵はかけるようにして、出かける際はお風呂場やトイレなどの施錠も忘れずに。
また、ポストがパンパンだと「長期不在にしている」目印になるため危険ですよ。
普段の何気ない行動が、空き巣や泥棒などを引き寄せているかもしれません。
防犯意識を高めて、身を守っていきましょう。
防犯対策をして怖いドアスコープから解放されよう
もし「外からドアスコープを覗かれていたら…」と思うと怖いですよね。
実際にドアスコープは外から覗けるし、簡単に外せるため危険です。
特にオートロックなしのマンションは危険なので、すぐにでも防犯対策をしましょう。
全部揃えてもそこまで高額じゃないからすぐにやってほしいです。
実際に私も防犯対策をしましたが、ちょっと対策するだけで安心感が違いますよ。
「ドアスコープが怖い」「外から覗かれている気がする」と言う人は、参考にしてくださいね。
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