Netflixでしか見れないホラー映画【ザ・カンファレンス】を見ました。
活躍しそうな人が役立たずで、すぐにいなくなりそうな人が活躍する…という型破りなホラーでした。笑
結論から言うと物足りなさも感じたのですが、ホラー初心者におすすめしたい作品です。
優しい人が作ったホラー映画って感じ。
この記事にはネタバレが含まれますので、まだ見ていない人は注意してくださいね。
【ザ・カンファレンス】の評価
怖さ…
気まずさ…
グロさ…
【ザ・カンファレンス】作品情報とあらすじ
【ザ・カンファレンス】作品情報
原題 | Konferensen |
英題 | The Conference |
原作 | ホラー作家マッツ・ストランドベリ:小説『コンフェレンセン』 |
公開年 | 2023年 スウェーデン |
本編 | 100分 |
年齢制限 | 18+ |
【ザ・カンファレンス】あらすじ
まとまりのない自治体職員たちは、息抜きを兼ねた研修旅行で片田舎を訪れる。だが、そこで彼らを待ち受けていたのは、表面化してゆく問題や対立、そして血に飢えた狂気の殺人鬼だった。
引用元:ネットフリックス公式サイト
【ザ・カンファレンス】の総評
ここでは【ザ・カンファレンス】の個人的な評価の詳細と、口コミを紹介します。
怖さ
【ザ・カンファレンス】は片田舎の殺人鬼に、人々が殺されてしまう内容。
ジェイソンのような展開ですが、あまり怖くありませんでした。
殺人鬼が「いつ来るのか」のドキドキ感があまりなく、スッと現れてさっと仕事を終わらせていく感じ。
めちゃくちゃ仕事が早いんですよね^^
殺人鬼の怖さよりも『自分たちの欲望のためなら人を犠牲にする人間の恐ろしさ』を描いた作品なのかもしれません。
気まずさ
【ザ・カンファレンス】にキスシーンやベッドシーンなど、家族で見ていて気まずいシーンは一切ありません。
グロさ
殺人鬼によるスリリングホラーですが、グロさが低いので苦手な人も大丈夫。
例えばチェーンソーで切り刻むシーンも直接映らないし、死体もはっきり映りません。
殺人シーンに「SAW」のような生々しさや重厚感?がなく、投げたフライパンが頭に当たってパタンと倒れる感じなので安心して見れますよ。
私は殺人シーンより傷口を縫うシーンが辛かった…
ただ血しぶきや傷口のグロさはあるので、そこは注意してくださいね。
口コミ
【ザ・カンファレンス】のネタバレ感想
ここからは【ザ・カンファレンス】のネタバレ感想を紹介します。
登場人物のおさらい
【ザ・カンファレンス】は登場人物が多いので、最初に整理しておきますね。
- リーナ…メンタルヘルス休暇を経て仕事を再開したばかり
- アミール…リナの親友
- インゲラ…カティアの上司、有毒なポジティブ思考
- ヨナス…インゲラの右腕
- カイ…ジョナスの相棒
- エヴァ…不機嫌な同僚
- トールビョルン…エヴァの忠実な友人
- ナジャ…好奇心旺盛な新人
- アネット…倫理的に対立する同僚
- ジェニー…ホテルマネージャー
- クレオ…リトリート活動を運営している
- カール…料理人
- ローゲ…ホテルのスタッフ
自治体職員の中での一番の上司がインゲラで、ヨナスはプロジェクトマネージャーです。
リーナは精神を病んで休業していましたが復帰後、ヨナスの不正を暴きます。
最後に活躍したのはエヴァ・トールビョルン・ナジャでしたね。
個人的にはトールビョルンが好きで、犯人にボコボコにされながらも「季節外れの蚊にさされたな」と言った時は辛かったです。
【ザ・カンファレンス】のネタバレ感想
【ザ・カンファレンス】は前半は盛り上がりにかけるものの、後半面白くなるタイプのホラー映画でした。
ショッピングモール建設を強行に進めた自治体の職員が、親睦を深めるために訪れた片田舎が舞台ですが、職員同士の雰囲気はもう最悪。
- ショッピングモールの建設に住民の大半が反対している
- 職員の中にも納得していない人が数人いる
- 予算問題などすべてがうまく進んでいない
上記の状態で始まった会議なので上手くいくはずもなく…。
『絶対こんな人と一緒に働きたくないなー』という人たちが、中盤以降バッサバッサ切られていきます。
ショッピングモールの建設に反対している人の犯行なのですが、ホテルのスタッフまで殺されちゃうのは可哀想だったな…。
アネットはどちらかという反対派だったのに殺されちゃいましたね…
また【ザ・カンファレンス】は、斬新な部分が沢山ありました。
- 犯人が弱い
- 生き残りが沢山いる
- リーナの役割は?
まず面白いのは、犯人が普通の人間だということ。
やられたら犯人も負傷するし結構マヌケな部分もあって「あ。そこは普通の人間なんや」という感じ。
また、この手のホラーの生き残りは大体1人ですが【ザ・カンファレンス】は4人生き残りましたね。
あと、私が一番気になったのはリーナ!
ホラー映画には絶対死なない主人公がいて、最後のとどめはその主人公が刺すもの。
【ザ・カンファレンス】での主人公の立ち位置はリーナだと思っていたのですが、実際彼女は逃げるだけ。(緊急電話はかけたけど)
ヨナスの不正は暴けたけど、殺人鬼に対しての活躍はなかったですね^^;
森で一人で泣いているシーンも「なんじゃそりゃ~」と思っちゃいました。
犯人が被っているキャラクターは?
犯人が被っていた覆面は、ショッピングモールが建つ町「コーラレンゲン」のマスコットキャラクター【ソーティス】のです。
本当はヨナスが起工式で被る予定だったのですが、ベンチに置きっぱなしにしていた所を犯人に盗まれました。
なかなか良いキャラクターですよね。
犯人はパウルソンの息子
おそらくみんなを襲った殺人鬼の正体は、農場のパウルソンの息子です。
パウルソンはショッピングモールの建設に反対していましたが、補填があるなら…と承諾。
けれどヨナスが契約書を書き換え土地を奪うだけ奪ったため、パウルソンは農場が取り壊された後に自殺しました。
それを発見したのが息子だったため、きっと彼の仕業だということでした。
顔は映らなかったけど、新聞に載っていた男性がそうじゃないかな。
ちなみに、物語の中盤まで犯人は「フランス」だと言われていました。
フランスというのは以前自治体で働いていたメンバーで、モール建設で揉めてインゲラに襲い掛かる事件を起こしています。
エヴァとフランスが友人で、連絡を取り合っていることから疑われていました。
けれどエヴァが殺された時「フランスじゃない。あなた誰?」という言葉を残しています。
ヨナスは〇〇だった?衝撃の結末
最後に衝撃だったのが、ヨナスがカツラだったこと!
最後、森を一人で彷徨っていたリーナにヨナスが襲い掛かり、川で殴り合いが始まります。
そこでリーナは頭の傷をえぐって皮をはがそうとするのですが、取れたのは皮ではなくカツラ…。
何この展開…笑
その衝撃でヨナスは川にプカプカ浮かんで、リーナはその場を離れます。
おそらくヨナスはそれで死んだ?と思うのですが、まさかカツラでオチを付けるなんて…めちゃくちゃ斬新でしたね。
【ザ・カンファレンス】が見れるのはNetflixだけ
今回はNetflix限定配信の「ザ・カンファレンス」のネタバレ感想を紹介しました。
やっていることはグロいんですがあまりグロくないし、一般人がめちゃくちゃ強い!
今までのホラーを覆す面白い映画でしたよ。
「グロイ映画が苦手」「ホラーを楽しみたい」という人も楽しめるので、ぜひ見てみてくださいね。
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