【ポゼッション】は冒頭に「実話に基づいた映画である」と出てきますが、どこまでが本当なのでしょうか。
結論から言えば、クライドやエミリーなどは実在しませんが「ディビュークの箱」は存在します。

実在するディビュークの箱から着想を得た映画なんですね。
今回はポゼッションはどこまでが実話なのか、映画中に出てくるディビュークの箱の謎について詳しく調べました。
箱の中身や歴代の持ち主のエピソードを集めたので、気になる人は参考にしてください。
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【ポゼッション】の基本情報とあらすじ


ここからは映画【ポゼッション】の基本情報を紹介します。
作品情報

原題 | The Possession |
公開年 | 2012年 アメリカ |
本編 | 92分 |
年齢制限 | ー |
あらすじ
妻と離婚したクライドは、週末に二人の愛娘と過ごすことを楽しみにしていた。しかしある日、次女のエミリーがガレージセールでアンティークの木箱を購入したことで事態は急変する。それ以来、彼女は徐々に暴力的な性格になっていき、ついには常軌を逸した行動を取るようにまでなってしまう。これに危機感を抱いたクライドは、原因はあの木箱にあると突き止め、ついに木箱に隠された恐ろしい秘密を知る。
Wikipediaより引用
【ポゼッション】はどこまでが実話?


「ポゼッション」の実話部分は【ディビュークの箱】が存在するということです。
サム・ライミが「ある記事を見て物語を思いついた」と、インタビューで語っているので間違いないかと思います。
ある記事というのはロサンゼルス・タイムズ紙に掲載された「ユダヤの民話に伝わる“呪われた箱”が、大手オークションサイト“eBay”に出品されていた」というもの。



そこから「呪われた箱を手にした少女が何者かに憑依される」という物語を考えたんですね。
つまりポゼッションで描かれたエミリーやクライドは架空の家族で、ディビュークの箱の存在だけが実話だと分かります。
ディビュ―クの箱はラスベガスの博物館にある
サム・ライミが着想を得た「ディビュークの箱」は、現在もラスベガスにあるホーンテッドミュージアムに保管されています。




詳しくは次の章で説明しているのですが、ホーンテッド ミュージアムは「ディビュ―クの箱」の最後の持ち主であるザック・バガンズ氏が館長です。



どんな経緯で博物館に展示されるようになったのかな…
ディビュ―クの箱にまつわる怖い話


ディビュークの箱は、最初の持ち主「ハベラ」⇒「ケビン・マニス」⇒「ロシフ・ニーツケ」⇒「ジェイソン・ハクストン」を経て、最後の持ち主ザック・バガンズに渡りました。
ここでは、ディビュークの箱がどのような経緯で博物館に展示されるようになったのか、詳しく説明します。
最初の持ち主:ハべラ
最初の持ち主 ”ハべラ” はホロコーストの生存者で、戦争が終わるまでスペインで過ごしました。
ホロコーストとは…ナチスドイツ政権とその同盟国および協力者による、ヨーロッパのユダヤ人約600万人に対する国ぐるみの組織的な迫害および虐殺こと。1933年~1945年の間に起こりました。
ハベラはその後アメリカに移住しますが、その時に持ってきたものの中に「ディビュークの箱」があったそうです。
ハベラは生前、ディビュークの箱を閉めて手の届かない場所に保管していたそうですが、死後は孫娘が所有していたみたいですね。
2番目の持ち主:ケビン・マニスとアイダ
2番目の持ち主ケビンが「ディビュークの箱」を手に入れたのは、オレゴン州で開かれたヤードセールでした。



出品主はもちろん、ハベラの孫娘です。
おいおい、なんでそんな箱を出品するんだよ(汗)って感じですが…
ケビンは孫娘から「絶対にこの箱を開けてはいけない。開けたら大変なことになる」と忠告を受けますが、無視してオープン^^;
というのもケビンは箱を修復して母親(アイダ)にプレゼントしたかったみたいなんですよね。
ディビュークの箱の中には、下記のものが入っていたそうです。
ディビュークの箱の中身
- 1925年と1928年の米国小麦ペニー2枚
- 髪の毛2束
- 乾いたバラのつぼみ
- 4本足の燭台
- 金色のワインカップ
- 花崗岩(かこうがん)の彫刻



彫刻の背面には、ヘブライ語で「シャローム」と刻まれていたそうです。
箱を修復したケビンは、アイダにプレゼントしますが、直後に彼女は脳卒中で倒れてしまいます…。
その後もケビンの周りで不可解なことが起こります。
ケビンに降りかかったできごと
- ドアが勝手に開く
- 箱から猫の尿やジャスミンの匂いがする
- 老婆の悪夢をみる
- 箱を叩き割った知人が自殺してしまう
不可解なできごとや、知人の不幸がありケビンは2003年「ディビュークの箱」をeBayオークションに出します。
ケビンが製品説明の欄に「自分や家族に起きたこと」「助けてほしい」と書いたことから、かなり話題になりました。



そこからロサンゼルスタイムズが取り上げて、サム・ライミのインスピレーションに繋がったわけね。
ちなみにeBayオークションを覗いてみたら、沢山のディビュークの箱が出品されていました。
絶対に買わないでくださいね~><
3番目の持ち主:ロシフ・ニーツケ
ケビンから「ディビュークの箱」を140ドルで買ったニーケツ。
7カ月間箱を所有しましたが、残念ながらニーケツにも不幸が訪れます…。
ニーケツを襲ったできごと
- 指の骨折
- 気管支炎
- 目が腫れる
- 不眠症
- 家でネズミが死ぬ
- 電子機器の故障
- 20歳のニーケツの髪が抜ける
電子機器が故障するって何気にめちゃくちゃ困りますが、特に辛いのが髪の毛!



ニーケツは健康体だったのにも関わらず、毛が抜けたみたい…怖すぎる…
4番目の持ち主:ジェイソン・ハクストン
ニーケツから280ドルで箱を買い取ったのが、ジェイソン・ハクストンです。
もちろんもちろん、ジェイソン・ハクストンにも不幸が襲い掛かります。
ハクストンを襲ったできごと
- 蕁麻疹
- 全身のミミズ腫れ
- 目から出血する
- 窒息発作
- 老婆の悪夢
ケビンと同じく、ハクストンも老婆の悪夢に悩まされたみたいですね。
彼が他の購入者と違う点は、2011年に「ディビュークの箱」についての本を出版したことです。



す、すごい…転んでもタダでは起きない精神!
というのもハクストンは、ミズーリ州カークスビルにあるオステオパシー医学博物館の館長を務めていた人物なんです。
アメリカの骨とう品や古代の工芸品を研究していため、ディビュークの箱にも惹かれたのではないでしょうか…。
ハクストンは2011年に本を出し、その後2016年に最後の持ち主バガンズに箱を売却しています。
ハクストンはユダヤ教の聖職者と一緒に箱を封じることに成功!ザックに売却するまで秘密の場所で保管していたそうですよ。
5番目の持ち主:ザック・バガンズ
最後の持ち主はゴースト アドベンチャー 番組と、その多数のスピンオフ番組の司会者であるザック・バガンズです。
4番目の持ち主であるハクストンから、箱を買い取りました。



売却値段は非公開でした~(知りたかった…)


そしてバガンズは自身の番組「ゴーストアドベンチャー」に最初の持ち主ケビンとハクストンを出演させ、ラスベガスのホーンテッド ミュージアムに持ち込みました。
現在も【ディビュークの箱】は、ホーンテッドミュージアムに展示されています。
撮影現場で起こったディビュ―クの箱の呪い
オーレ・ボルネダル監督によると、ポゼッションの撮影現場で不可解なことが起こっていたそうなんです。
何かというと「撮影が終わってから5日後に、映画で使った小道具が謎の火災で焼失した」というもの。



それは怖い…呪いが関係してそうですね…
【ポゼッション】はほとんどが創作だけど、ディビュ―クの箱は実在した
映画「ポゼッション」はほとんどが創作で、ディビュークの箱の存在が【実話】とされる部分でした。
けれど、実際に箱を手にした人に不幸が起こったり、映画と共通することが多かったです。
ちなみに【ポゼッション】の製作には、ケビンとハクストンがコンサルタントとして参加しているそうですよ。
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