求人でよくみる《産休代替》・・
「妊婦さんが休んで引継ぎ短いってきくけど、実際どうなの?」
「期間限定だから人間関係がよくないっていうけど本当なの?」
「産休代替の経験者に話を聞きたい」
と思っていませんか?
この記事を読めば、産休代替は応募すべき案件なのか?やめておいた方がよい案件なのか?
判断することができます。
なぜなら私は1年弱、産休代替員として働いて契約満了で仕事を終えた経験者だからです。
この記事では、気になる産休代替のメリット・デメリットを紹介し、さらに産休代替として働いて感じた正直な感想も書いています。
記事の最後には産休代替を悩んでいる人の転職はどうすればいいかも書いています。
最後までお付き合いください。
産休代替はデメリットが多い案件です
結論からいうと、産休代替はデメリットが多い案件です。
なぜなら産休代替は、引き継ぎ期間が短くなったり、契約期間が延長になる可能性が高いからです。
だから人気がない案件なんでしょうか。。
しかしながらメリットもあります!
ので、ここからは産休代替のメリットとデメリットを細かく解説していきます。
産休代替のメリットは3つ
メリット1:産休代替は期間限定
産休代替は正社員が産休・育休をとっている間のピンチヒッターなので上記のように期間限定の募集がほとんどです。
大体の産休代替案件が1年~1年半で募集されており、産休者が帰ってきたら自動的に契約は終了となります。
そのため正社員で継続して働きたくない方や期間を限定して働きたいひとにはオススメしたい案件です。
例えば、
〇1年程働いて留学に行きたい。
〇引っ越しの予定があるので短期間で働きたい。
などですね。
実際に働いたわたしの契約期間も1年でした。(色々あり3か月伸びましたが)
未来の予定を立てやすいので《期間限定》の案件を探している人にはおススメです。
実はわたしも1年ほどお金をためて海外へ留学しようと思っていたので、産休代替を選びました。
メリット2:産休代替は時給が高い
特別な資格がなくても、高時給な案件が多いです。
わたしは時給1400円もらっていましたが、基本1300円~1500円/時はもらえるんじゃないでしょうか。派遣会社によっては1600円のところもあるみたいですよ。
調べたら2000円のところもありました。↓
産休代替えはそれなりのスキルや経験が求められますし、ある程度の仕事量なので当たり前といえば当たり前だと思います。
ただ、その分仕事量の多さや責任はありますので要注意です。。
メリット3:産休代替をやり抜くと評価があがる
産休代替はデメリットが多いです。
デメリットについては後で書きますが、、
そのため人気がない案件みたいなんです。正直なところ。
企業が求人を出しても、あまり応募がなかったりいざ入社してもすぐに辞めてしまう人が多いのが現実みたいです。
そのため!
産休代替をやり抜くと評価があがります!
これはわたしが自信満々なわけではなく笑
産休代替をやり抜いてくださってありがとうございます!企業さんもかなりやこさん評価してました!次も仕事紹介するので、ぜひ言ってください!
と派遣担当者さんから言われたからです。
期間限定で働きたい人は、産休代替でやり抜いて用事を済ませてまた同じ派遣会社から紹介してもらうのもアリかと思います。
産休代替のデメリットは3つ
デメリット1:産休代替の契約期間は100%伸びる
100%は言い過ぎかもしれませんが、契約期間は高確率で延長されます。
上記の(以降継続の可能性あり)のところに注目してほしいんですが、この可能性がかなり高いです。
でも派遣なので、期間延長になっても断ればOK!
なんですが、
実際働くと「産休者が戻ってくるまではいてほしい…」という雰囲気になるため辞めにくいのが現実です。
わたしは契約期間が3ヶ月間伸びています。
会社からは9ヶ月の延長を相談されたので、もし私が断り切れない人間だったら9ヶ月延長になっていたでしょう。
延長を断れば雰囲気が悪くなり嫌だな~と思う人もいるかもしれません。でもそれは断わり方を工夫すれば大丈夫です。
下記は延長を断ったけど円満に退職したわたしの経験を書いた記事です。
産休代替が延長になる理由とは?
理由はいくつかありますが、大半の理由は子供を保育園に入れられないからです。
【保育園落ちた、日本○ね】で話題になったように、現状としてまだ待機児童は多いです。
前任者が子供を保育園に入れることができるまで、延長の可能性はあります。
※育休を延長する場合、2週間前までに申請すればできるので、かなりギリギリになってやっぱり復帰できない。ということもありえます(;^_^A
デメリット2:産休代替は引継ぎ期間が短い
産休代替の引き継ぎ期間は短いというか、短くなります。
しっかりと引継ぎをしてほしい人や前任者に休まれては困る!というひとは避けるべきかもしれません。
妊婦さんの体調は変わりやすいですし、大きなお腹で通常の仕事をする辛さはわたしには全く分かりません。
わたしの前任の妊婦さんも朝調子悪そうだな~と思っていたら午後から早退になったり、出社はしたものの更衣室でずっと寝ていたり・・
「今日は調子悪そうやから明日聞こう!」と思っていても、次の日急にお休みだったりしたので正直困ることもありました。汗
妊婦さんの急なお休みは当然あると思っておいて間違いありません。
わたしは当初3ヶ月の引継ぎ期間があると聞いて入社しましたが、最終的に引き継ぎがあったのは2ヶ月ほどでした。
仕方ないとは思っていても、仕事は進まないし、ストレスがたまる日々でした(;^_^A
産休代替に必要なのは妊婦さんに気を使いながら仕事が覚えられる精神力と気力です!
実際どのような契約で、どのくらい短かったのか?など引き継ぎに関して詳しいことは別記事で書いています。
https://yacolog.com/sankyudaigae-hikitugikikan
辞めようか本気で迷った3ヶ月
前任の妊婦さんには申し訳ないのですが、入って3ヶ月は何度も辞めようかと思いました。
引継ぎも中途半端なままで独り立ち。わたし宛にバンバン電話もかかってきます。
勿論、周りの社員のフォローもありましたが不安が大きくずっと悩みました。
引継ぎが短いと「会社辞めようかなぁ」と感じる原因になりますネ。
デメリット3:産休代替の人間関係の悩み
短期間で人間関係を築くのは大変です。
どうせ1年半たてば辞めるし、誰とも話さないでたんたんと仕事だけしておこう!と思いがちですが・・特殊な環境でない限り難しいと思います。
なぜなら引き継ぎが短いため、他の社員の助けが必須になるからです。
実際にわたしも人見知りなので、なるべく周りの人と話さず業務を淡々とこなして、スッと辞めようと思ってました。
しかし、前任者の急な欠勤で周りにヘルプを頼むことが多くなりコニュニケーションが必須なことに気づきました。
仕事を覚えるのに必死な中、人間関係にも神経を使うのはかなりストレスでした(;^_^A
引継ぎが短い分、周りの人とコミュニケーションをしっかりとらないといけないのが産休代替のツライところです。
わたしの派遣された職場は、前任の妊婦さんも周りの女性社員も協力的で優しい人ばかりだったので良かったのですが、
職場によっては前任の妊婦さんがいじわるで引継ぎを放棄したり、周りの社員が非協力的だったり・・そんな職場もあるようです。
産休代替ってただでさえ、大変なのにそんな職場に当たったら即辞めて良いです。
人間関係が難しい職場だとストレスをためこんで体調不良やうつ病になりかねません!
産休代替が向いている人はこんなひと
- 期間限定の仕事を探している人
- 多少契約期間が延びても大丈夫な人
- 経験があって臨機応変に対応できる人
- 分からないことがあれば、すぐ人に質問できる人
- コミュニケーション能力が高い人(の方が働きやすい)
上記が当てはまる人は《産休代替》に向いています。
産休代替として働いた感想
次も産休代替として働きますか?と聞かれたら答えはNOですネ。
わたしは約13年ほど社会経験がありますが、それでも仕事量の多さや仕事の責任の重たさにストレスを感じることも多かったからです。
とはいえ、良い経験になったのも事実です。(どっちやねん)
短期間で仕事を覚え、仕事をまわし人間関係も築くことができたこと。
これは自分の能力を知るきっかけにもなったし、なにより自信にもつながりました。
産休代替は1回経験すると自分に自信がつく
上記でも書きましたが、産休代替はデメリットが多い案件デス。
頑張って1年〜1年半務めると大きな自信につながります。
引き継ぎ期間が短い中、仕事を覚えて正社員の代わりを務めるというのは大変ですしね・・
わたし自信も今回の産休代替の仕事を終えて自分の成長をかなり感じています。
例えば、
- 仕事の優先順位やスケジュールの立て方がうまくなった
- 仕事が早くなった
- 短期間でコミュニケーションをとる方法を身につけた
- 仕事の断り方もうまくなった
など・・産休代替を終えた今どこでも働けそうな気がしてます(笑)
産休代替を希望する人の仕事探しはこうするべき
この記事を読んで「産休代替」ってしんどそう・・やめとこうと思った人も多いはず。
ここからは、産休代替を悩む人がどういう転職をすべきか紹介します。
産休代替を探している人ってたぶん「事務で期間限定」を探してますよね。
1年〜1年半という期間は、長すぎず短すぎず魅力的な期間です。。
しかしながら「期間限定」で探すとでてくるのは仕分けスタッフや製造、販売スタッフやイベントスタッフなどが多いのも現実。。
【1年〜1年半の期間限定の仕事を探している人は3つの選択肢】があります。
1.自身の成長のため産休代替案件で頑張る
2.3ヶ月〜半年限定の仕事を何個かつなげて仕事する
3.正社員で探して休職制度を利用する
1.産休代替で成長して次につなげる
1は言うまでもなく、産休代替を1年半頑張ってみるという選択肢です。
これだけデメリットを書いておいてなんですが(苦笑)やりきると自分自身が成長すること間違いナシなので、次の転職活動にはかなり有利になると思います。
1年半は修行!と割りきってみるのもひとつの手です。
産休代替の道を選ぶのであれば、1年ちょっとの産休代替期間で正社員にならないかと打診されたわたしがすすめるコミュニケーションのとり方や仕事の進め方を参考にしてください。
2.期間限定の仕事をいくつかやる
2は3ヶ月〜半年の期間限定の仕事を何個かやって1年半を過ごすやり方です。
例えば、【はたらこねっと】は期間限定の案件を多く扱っています。
大阪府・事務・期間限定で探すと300件近くの案件がでるので一度検索してみてください。
3.正社員に転職して休職制度を利用する
休職制度を知っていますか?
休職制度とは・・業務外の事由によって、一時的に労務提供ができなくなった場合解雇を一定期間しないという制度
引用元:竹内社労士事務所
休職制度を利用すれば、退職しなくとも会社を一定期間休んでまた復帰することができます。
会社によっては留学制度をとっている会社もあるので、面接時などで確認すれば就職しながら留学することも可能です。
わたしのように留学をしたいから産休代替を探しているという人は休職制度を利用することをおすすめします。(わたしは辞めてから知りました・・)
産休代替のメリット・デメリットまとめ
本記事の産休代替のメリット・デメリットをまとめると以下です。
〜産休代替のメリット・デメリット〜
- 高時給・期間限定でさがすならおススメの案件。
- しかし、契約期間は伸びると思った方が良い。
- 前任者は妊婦なので、休むことは覚悟の上!引継ぎ期間も短くなること必須。
- 周りの助けは必須なので、人間関係も大事。
- 自分の能力を測るにはうってつけの案件!
〜産休代替を希望する人の転職活動〜
- 1年半産休代替を経験して次の転職を有利にする
- 期間限定の仕事を何個か経験する
- 正社員になって休職制度を利用する
入って3ヶ月ほどはやめようか悩んでいましたが、契約満了で辞められていまは清々しい気持ちです。
産休代替を選ぶ人も別の道を選ぶ人も後悔のない転職をしましょう!
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