「鼻の角栓を毛抜きで抜くのがやめられない!」という人も多いのではないでしょうか。
実は私もその一人で、鏡を見て気になった時ついつい毛抜きで抜いていたのですが、やっと悪癖から卒業できました^^;
でも、やめられない気持ち分かりますよ。
今回は角栓のメカニズムから正しいケア方法と、どうしても触ってしまう癖の直し方を紹介します。
「あとで後悔するのに、触ってしまう」「角栓を毛抜きで抜いてしまう…」という人は参考にしてくださいね。
毛抜きで抜くのがやめられない!角栓のメカニズム
「角栓」というのは、毛穴に皮脂や角質が混ざり合って詰まった塊のこと。
ここでは、毛穴が詰まる原因を紹介します。
日常の何気ない行動が毛穴を詰まらせているかもしれませんよ。
汚れが落ちていない
単純に汚れが落ちていないと、ファンデーションや古い角質、空気中などの汚れが毛穴に詰まってしまいます。
私も若い頃は、メイクをしたまま力尽きてしまう…なんてことがあったんですけどね。
1日外で働いた後は、顔に空気中の汚れ(花粉・ゴミ・ほこり)など様々なものがひっついています。
その汚れが分泌された皮脂とファンデーションなどと混ざって、肌表面はドロドロの状態に‥。
クレンジングしないのは絶対NG!
ファンデーションなどの油性成分はクレンジング、皮脂や角質は洗顔でと、目的にあったものを使うのも大切。
1日の汚れをしっかりと落とせば、毛穴が詰まらなくなりますよ。
過剰な皮脂が出ている
過剰に皮脂がでていると、毛穴に詰まって角栓ができやすくなります。
皮脂は悪者のように言われることが多いけど、乾燥を防ぐ・刺激から守るという役割を果たしてくれる大切なもの。
なんらかの原因で過剰に皮脂が分泌されると、肌表面の皮脂が多すぎる状況になり、毛穴に詰まってしまうんです。
過剰に出ている…ということが問題なんですね。
皮脂が過剰に出る原因は、下記のように様々。
- 思春期
- 体質
- ホルモンバランスの乱れ
- 食生活
- 洗いすぎ
思春期などはホルモンバランスが乱れるので、皮脂が過剰に分泌されてしまいがち。
唐揚げ・とんかつ、肉の脂身など脂っぽい食べ物は、皮脂の分泌を過剰にしてしまいます。
また皮脂が多いからと、何度もクレンジングするのはNGなんですよ。
皮脂は取りすぎると余計に出てくるって知ってましたか?
というのも肌表面の水分と皮脂は5:5。
洗いすぎて肌が乾燥すると、失った水分を皮脂がカバーしようと過剰に分泌します。
皮脂の過剰な分泌を抑えるために、できることから変えていきましょう。
ターンオーバーの間隔が長い
ターンオーバーの間隔が長いと、毛穴が詰まってしまいます。
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのこと。
子供の頃って腕や足から垢がポロポロでてきませんでした?
新しい角質ができると古いものがどんどん剥がれていく…これが、ターンオーバーです。
子供の頃は新陳代謝が良いから、どんどん肌が生まれ変わって剥がれていくんです。
けれど、このターンオーバーは年齢とともにどんどん遅くなり、古い角質が肌に残ってしまうんです。
例えば20歳だとターンオーバーの周期は大体28日ほどなのですが、30歳ほどからだんだん遅くなり年齢+何日かかかると言われています。
新しい角質ができても古い角質が残っていると、それが毛穴に詰まってしまう悪循環に…。
まさに角質の大渋滞!
毛穴のつまりを解消するには、下記の対策が必要です。
- ピーリングで古い角質を取ってあげる
- ターンオーバーの乱れを解消する
ターンオーバーの乱れを解消するのは、
- 食生活の乱れを解消する
- ちゃんと睡眠をとる
- 紫外線対策する
- ストレスを貯めない
- スキンケアを怠らない
1つだけではなく、生活習慣の色々なことがターンオーバーの乱れを引き起こします。
何からやればいいか分からない…という人は、スキンケアから見直していきましょう。
毛抜きで抜くのがやめられない!角栓の正しいケア
食生活や体質、ストレスから皮脂が過剰に分泌されて、角栓ができてしまうんですよね。
角栓を見つけたら毛抜きで抜きたくなっちゃう…
角栓ができるから抜きたくなってしまうのであって、なければそんな悩みもなくなるはず。
ここでは、角栓をできにくくするお手入れ方法を紹介します。
保湿
前章で紹介した通り、肌が乾燥していると失った水分を補うために皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
皮脂が過剰に出ると毛穴も大きく広がってしまう…
皮脂を過剰に分泌させないためにも、しっかりと保湿をして水分をため込める肌にしましょう。
化粧水だけでお手入れを終わらせている人は、美容液、クリームも使ってしっかりと肌にフタをして。
もしベタベタしてクリームを使いたくない人は、乳液でも大丈夫です。
コットンよりも手でしっかりと顔を包み込んで、化粧水をしっかりと浸透させてくださいね。
収れん化粧品
毛穴を引き締める効果のある「収れん化粧水」を使うのもおすすめ。
収れん化粧水にはビタミンCや植物エキスエタノールが含まれていることが多く、使った後スッとした清涼感を感じることができます。
夏場や朝のメイク前に使うのがおすすめ。
毛穴を引き締めてくれるので、皮脂の分泌が抑えられ「化粧崩れ」や「テカリ」が抑えられるんですよ。
ただエタノールが含まれているため、肌に刺激を感じる人もいます。
使ってみて肌に合わないな…と感じたらすぐに使用を止めてくださいね。
ピーリング
前章でターンオーバーが遅くなると、古くなった角質が渋滞して角栓ができてしまうと紹介しました。
自然な力で渋滞が解消できればいいのですが、すぐに健康的なサイクルを取り戻すのは難しいもの。
溜まった角質を除去する方法は…
そこで、取り入れたいのが古い角質を取り除く「ピーリング」です。
ピーニングには、フルーツ酸や乳酸が含まれていいて、優しく角質を取り除くことができます。
私は「肌にごわつきを感じた時」や「生理前」ピーリング効果のある化粧水を使用していますよ。
ピーリングすることで、
- 古い角質が取れる
- ごわつきがなくなる
- くすみが取れる
- スキンケアの浸透が良くなる
など良いことづくし。
ただやりすぎると、必要な角質まで取ってしまうので要注意。
週に1回程度が効果的ですよ、
もしまだピーリングをしていない人は、週1回のスペシャルケアとして取り入れてみてくださいね。
酵素洗顔
たんぱく質を分解させる成分”酵素洗顔”を使って、古い角質を落とす方法もあります。
実は角質や角栓は、ケラチンというたんぱく質でできているので酵素を使って取り除くことができるんです。
ピーリングと同じくやりすぎると必要な角質まで取り除いてしまうため、頻度は週1程が効果的。
いつもの洗顔を酵素洗顔に変えるだけなので、簡単だし取り入れやすいですね。
専用美容液
毛穴専用美容液を使えば、ピンポイントに毛穴をケアすることができますよ。
毛穴をどうにかしたいなら、専用の化粧品を使うのが一番の近道です!
というのも、顔全体に使うスキンケアは、やはり効果も分散的だから。
例えば美白したい人は「美白化粧水」や「美白美容液」を率先して使いますよね。
毛穴ケアも同じで、専門的に作られた美容液の方が効果が得られやすいんです。
毛穴ケアはしたいけど、遠回りはしたくない!という人は、毛穴専用美容液を使ってみてはいかがでしょうか。
皮膚科に行く
少しお金がかかりますが、今は皮膚科で毛穴ケアをしてくれます。
久々に皮膚科のサイトを見たら色々な施術が増えてる!
- ポテンツァ
- ダーマペン
- ハイフ
- サリチル酸ピーリング
- レーザー
など、最新医療の力を使って毛穴を小さくすることができるみたい。
私も若い頃はシミをなくしたくてレーザーを当てまくっていましたが、やっぱり医療はすごいです。
化粧品でシミを薄くしようとすると、かなりお金と時間がかかりますが、医療の力なら1回の治療で取ることだってできちゃうんですよね。
お金やダウンタイムが必要な場合もあります…。
毛穴を今すぐ小さくしたい!など、短期間での変化を望む人は、一度皮膚科に相談するのもありだと思いますよ^^
角栓を毛抜きで抜くのがやめられない…悪癖の直し方
ここまで角栓ができるメカニズムと、正しいスキンケアを紹介してきました。
けれど「悪いとは分かっていても、角栓を毛抜きで抜いてしまう」「やった後に後悔するけど、辞められない」という人も多いはず。
癖って直せるのかな?
ここではどうしても直したい!悪癖の直し方を紹介します。
どんな時に触るのか考える
まずはどんな時に毛穴を触ってしまうのか考えてみましょう。
例えば私の場合は、下記でした。
- 夜のスキンケアの時
- お風呂上り
- メイクしている時
- 卓上ミラーで顔を見ている時
私が毛穴を触るのは、決まって卓上ミラーで顔を見ている時でした。
顔をまじまじ見ている時に、毛穴が気になって触ってしまっていたんですよね。
お風呂上りは毛穴がふやけて角質が良く取れそうなので、触ってしまっていましたよ。
鏡を見ないなんて不可能だし、どうしたら…
そこで私が考えたのは「メイク以外は洗面所の鏡をみること」「洗面所にスキンケア」を置くことです。
洗面所の鏡なら遠めなので毛穴があまり見えないし(私は近視です;)、お風呂上りにささっとスキンケアを行えばまじまじ鏡を見ないだろうと思ったんです。
こうすることによって、だいぶ毛穴を触らなくなりました。
毛穴を触る癖が抜けない人は「どんな時に」角栓を触ってしまうのか考えてみて、対策を練ってみてくださいね。
他人に宣言する
他人に癖をカミングアウトして、触っていたら注意してもらうというのも一つの手です。
無意識にやっている場合、一人で改善することは難しいですからね。
例えば一緒に住んでいる家族に「毛穴を触ってしまうから癖を直したい」と伝えておいて、気づいた時に指摘してもらいます。
そうすれば無意識に触ってしまう人は、どんな時に触っているのか気づくこともできますよね。
また友達にカミングアウトして、「最近触ってないよね?」と確認してもらうと気を付けることができますよ。
触ったら記録をつける
少し面倒ですが、触ってしまったらカレンダーに印をつけていくというのも効果的です。
普段何気なく過ごしていると「いつ角栓を触ったか」なんて覚えていられないもの。
昨日の夕飯も覚えてないのに、角栓触った日なんて覚えられない笑
「まぁ月に1~2回でしょ」なんて、自分の都合のいいように記憶を改ざんしている可能性もあるんです。
けれど実際に触った日に印をつければ、確実に触った日が分かるし、自分に対しての言い訳もできません。
後でカレンダーを見た時に、びっしりマークがついていたらゾッとして辞められると思いますよ。
また、逆に触らなかった日にしるしをつけるのもアリ。
後で見た時に「触らずに頑張れた!」と達成感を得ることができます。
触らない期限を決める
上記で紹介した「触ったカレンダーに印をつける」と併用すると効果的なのですが、触らない期間を決めるのもおすすめ。
例えば、1週間は絶対触らない!と決めてみる。
そしてだんだんと触らない時期を増やしていけば、角栓を抜かないことが当たり前になってくるはず。
ちなみに人間が何かを習慣化するには、最低3週間かかるそうです。
まずは3週間「毛穴を触らない」「角栓を毛抜きで抜かない」ということを習慣化してみましょう。
触らずに過せば毛穴も綺麗になるし、その過程を観察することでよりやる気にもつながるはずですよ。
角栓を毛抜きで抜くのがやめられない時は、正しいケアと記録をつけてみて
角栓がニョッキと出ているのを見ると、ついつい毛抜きで抜いてしまいますよね。
スッと抜けると気持ちいいから、やめられない気持ちも分かります。
ただ抜き続けていると、どんどん毛穴が広がってしまうため要注意。
正しいスキンケアと癖の直し方を参考にして、角栓を触ってしまうクセとおさらばしてくださいね。
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