街で歩いている時や、体験で訪れたエステで勧誘された時、どう断っていますか?
エステに行きたいけど、断り方が分からないし、怖い…
このページでは、過去エステティシャンとして働いていた私が、エステの勧誘の上手な断り方やどんな人を勧誘しているのか紹介しています。
お店側の人がどんな気持ちで勧誘しているのか、内部事情を交えながら暴露しちゃいますよ。
エステの勧誘の断り方に悩む人は参考にしてくださいね。
エステで勧誘されるのは美意識の高い人
エステの勧誘をされたということは、自分が綺麗じゃないから…と思う人もいるかもしれません。
けれどエステの勧誘は「太っているから」「綺麗じゃないから」という基準でされていません。
むしろ逆なんですよ。
ここでは、エステの勧誘をされるのはどんな人か紹介しますね。
美意識が高そうな人
まずは「綺麗になりたい」と意識している人は声を掛けられやすいです。
「え?すでに綺麗ならエステ必要ないじゃん」と思うかもしれませんが、その逆。
美意識が高い女性は向上心が高いし、もっと綺麗になりたいと思っているため、声をかけることが高いんです。
髪も綺麗だし、痩せているのに肌が荒れている…などちょっと惜しいなという所があれば、声をかけられることも多いかもしれませんね。
どんな綺麗な人でもコンプレックスはあるからね。
逆に見た目を気にしない人は美容に興味がなさそうなので、敬遠されると思いますよ。
つまりそういった声をかけられるということは、美容に気を遣っている人認定された証拠。
見た目が悪いからだ…などと落ち込まないでくださいね。
優しい・断れなさそうな人
優しい人・断れなさそうな人もエステの勧誘をされやすいです。
エステの勧誘をしているということはそのお店は「ノルマが厳しい」「売上が少ない」お店のどちらか。
つまり「契約してくれそうな人」を選んで勧誘をしています。
また街中を歩いていて制服姿の人に声をかけられたなら、そのスタッフは新人かもしれません。
お客さまを連れてこいって言われたのかも…
実際に私が働いていた店では、ビラ配りをしながら勧誘もしていたんですが、やっぱり優しそうな人に声をかけていましたよ。
ノルマもあるし、話を聞いてくれそうな人じゃないと厳しいですからね^^;
エステの勧誘をよく受けるという人は、他人から見て「話しかけやすい・優しそう」と思われています。
勧誘は困るかもしれませんが、それって人として良い事ですよね。
支払い能力がある人
ノルマが厳しい店や売り上げが少ないエステが勧誘をしている場合、支払い能力がある人に声をかけます。
支払い能力があるというのは、働き盛りの20~30代の女性ですね。
逆に言えば「学生」や「子連れの主婦」は声を掛けられにくいよね。
というのも学生はそもそもローンを組めないし、保護者の承認が必要になります。
また子連れの主婦は時間がないし、自分で自分に使えるお金がない場合が多いですよね。
そのため自分で働いて自由にできるお金を持っている「20~30代の女性」がねらい目になってくるんです。
合わせて美意識が高く、持ち物もそれなりもブランドもの、優しそうな雰囲気を持っていたらもう話しかけちゃいます^^;
手当たり次第の可能性も
お店によっては、上記の基準関係なく手当たり次第声をかけている場合があります。
そういうお店って「とにかく人を連れてこい」と言われている可能性があるんですよね。
新人に勧誘をさせて連れてきて、ベテランが体験やコースの案内をします。
ベテランなら見た目がきつい人でも、どんな人でもセールストークを持っているから関係ありませんしね。
そのため見た目を気にしていない人でも、子連れ主婦でも、女性なら手当たり次第声をかけますよ。
エステの勧誘の断り方
「ちょっと気になって体験を受けたけど、やっぱり合わないから帰りたい」そう思っても、勧誘がしつこいエステ店も多いです。
そんな時の上手な断り方を、紹介します。
こういう言われたらしょうがないな…と店側が納得する方法です。
最後のお茶を飲まずに帰る
施術が終わった時点で「もうコースは組まない」と決めている場合、着替えたらすぐ帰るのがベスト。
エステが終わったらメイクを直したり、お茶を出されたりして休憩をしますよね。
メイク直しをしている時、お茶を飲んでいる時にエステティシャンがやってきて色々と聞かれた経験はありませんか?
実はその時間が危険なんです。
一度座ると立ち上がるのに勇気がいるので、着替えたらそのまま玄関に行ってください^^
ちょっと大胆なのですが、全然やって大丈夫。
実際にエステ店で働いている時に、そういうお客様は何人もいたし、どうしようもないですからね。
新人スタッフは「お客様を帰さないで」と上から言われているた、引き止めようとしてきますが「時間ないんで!」と帰れば大丈夫。
手を掴んで阻止してくるようなお店はないので、帰っても大丈夫ですよ。
「今日は帰ります」の一点張り
ちょっと気になるコースがあって、話は聞きたいけど今日契約するつもりはないって時。
座って話を聞いた後は「内容は分かりました。今日は帰ります」と言って帰りましょう。
多分そういうと
- 今日契約してくれたら○○円ですよ
- 後では通常料金になります
- とりあえず契約しませんか?
など、引き止められると思います。
今なら30%OFFとか半額とか、とてつもないお得な数字を出すところもありますが、ちょっとグレーなお店の可能性も高いです。
割引金額を提示されたら気になると思いますが、そういうお店は要注意。
実際私が働いていた所は「今日限定の割引」をするお店でした…
何事もそうですが「今決断をしてください」と言われるところはしっかりと考えた方がいいです。
振り込み詐欺でもパソコンのウイルス感染詐欺でも「今すぐ振り込んで」「今すぐ駆除」など、すぐに決断させようとしますよね。
考える時間を与えると契約に繋がらないからなのですが、エステも同様に「今すぐ決断を迫る」所は避けた方が〇。
また「契約してもクーリングオフできるから、とりあえず決めましょう」という所もありますが、それもやめときましょう。
クーリングオフは面倒だし、場合によっては一部しか返金されないなど、ややこしい場合もあります。
- 家族に相談しないと決められない
- 他のエステと比べたいので
- もし値段が変わってそれがご縁なので
など伝えてよく考えてから契約するようにしてくださいね。
「お金がない」という断り文句は危険
エステの勧誘を断る時「お金がない」というのはNGですよ。
なぜならお金がないと言われても、その解決策をエステ側は持っているから。
- ローンを勧める
- 特別価格といって安くする
- 説得される
お金がないと言ったら、まず勧められるのがローンですね。
ローンは金利が高いし、何年も返済しないといけないので避けている人も多いのではないでしょうか。
一度ローンを組むと、その後も勧誘されやすくなるので注意!
また「○○様だけの特別コースです」などと言って、安いコースを案内される場合もあります。
エステ側はとりあえず通ってもらうことが大切だと考えているため、これも注意。
そしてちょっと特殊ですが、お金がないと言ったら説得される場合があります。
例えば「お金がないって何に使ってるんですか?毎日のコーヒーを辞めたら月〇円も浮くんですよ」など、言われる場合があります。
納得してしまいそう~…
最初に時間を決めておく
途中で話を終わらせるのが苦手な人は、最初に時間を決めて伝えておきましょう。
施術が終わる頃に「今何時ですか?もう終わりますか?」と聞いて、その返答に合わせて「良かった〇時に友達と待ち合わせがあるんです」と言います。
そうすれば着替え終わった後に「すみません、待ち合わせがあるので」と言っても不自然ではありませんよね。
断りにくい人も安心です♪
ポイントは施術が終わる頃に待ち合わせのことを伝えるということ。
施術前に言うと、勧誘時間を確保するため巻きでエステされるかもしれないし、施術中に勧誘される可能性も…。
エステが始める前に「今日この後予定ありますか?」と聞かれたら、とりあえずは「ない」と答えておいて「急に友達から誘われた」と言えば大丈夫。
まぁこんなしつこい店はないかもしれませんが、念のために^^;
エステの勧誘の真実
エステの勧誘を断れない人は、優しくて真面目な人です。
けれど、思っている以上にエステティシャンは気にしていないので、普通に断っていいんですよ。
私は美容部員・エステと働いて断られるのは慣れているので、逆に断るのも慣れています。
ここからは内部事情も踏まえ紹介しますね。
担当者は断れなれている
「断ったら悪いな」「ハッキリ言ったらかわいそう」と思って、断れない人がいるかもしれませんが、担当者は断られ慣れてます。
むしろハッキリ断ってくれないと「もしかしたら買ってくれるのかな」と期待を持たせることになるので逆効果。
「いらない」「興味がない」とハッキリ言ってくれた方が、こちらも分かりやすくてありがたいんですよね。
勧誘が長時間になるのは「欲しいのかいらないのか分からない」からでもあるんです。
エステ側もお金の事情や、その人の悩みを理解したうえで買ってほしいので、カウンセリングが長くなるんです。
そのため相手に期待を持たせず「今日は帰ります」と帰るのが一番です。
エステ側から「今日はお帰りください」と言ってくれることは、まずありません。
自分が帰りたい時に「帰ります」と言っても大丈夫なんですよ。
勧誘は必ずしも聞く必要がない
最後の勧誘を絶対に聞かないといけないと思っている人が多いのですが、そんなことはありません。
上記で説明したように休憩せずに帰っても大丈夫。
「あと何回ですよ」などの話はあるかもしれませんが、それは会計時に言えば済む事だし、わざわざ席に座って話を聞く必要はありません。
あまり気を遣いすぎて、苦手意識を持たないでくださいね^^
勧誘に負けて契約してしまった場合の対処法
エステの勧誘を断り切れず契約してしまった…という時、諦めないでください。
まだ契約をキャンセルできる可能性があります。
悩んでいる人は参考にしてください。
クーリングオフ
契約をしてから8日以内なら、クーリングオフをすることができます。
クーリングオフというのは、契約の申し込みをしても一定の期間内なら無条件で契約を解除できるもの。
クーリング・オフの手順
- 契約年月日
- 契約者名
- 購入商品
- 契約金額
- クーリングオフの通知を発した日付け
必ずコピーを取り、送付の記録も一緒に保管しておくこと
手順は国民生活センターのホームページで詳しく解説されています。
上記のようにクーリングオフは個人でもできますが、購入した商品が食品ですでに開けている状態だと少しややこしいです。
自分でするのが不安な人は、下記に紹介するセンターに相談してみてください。
188(いやや)泣き寝入り 消費者ホットライン
電話番号 | 188 |
受付時間 | 地域によるが、年末年始(12月29日~1月3日)を除いて、原則毎日利用可能 |
料金 | 相談無料:通話料負担 |
消費者ホットラインに電話をかけると、身近な消費生活相談窓口を案内してもらえます。
188を押すと案内のアナウンスが流れるので、自分の郵便番号を入力してください。
自動で住んでいる地域の消費生活相談窓口に繋がるので、クーリングオフできるかどうか、どうすればいいのかを相談しましょう。
AEAエステティック相談センター
電話番号 | 03-5212-8805 |
受付時間 | 月曜、水曜、金曜の週3日間 11:00~16:00 ※年始年末・祝祭日は除く |
一般社団法人日本エステティック振興協議会によって運営されている消費者相談センターです。
エステティックのサービスや契約のトラブル対処法やエステ全般の助言をしてくれます。
法テラス
電話番号 | 0570-078374 |
受付時間 | 平日9時から21時、土曜日9時から17時(祝日、年末年始を除く) |
料金 | 相談無料:通話料負担 |
法テラスは国が設置した、法的トラブル解決の総合案内所です。
何かトラブルがあって「誰に相談するべき?」「どう解決すればいいの?」と悩んだ時に頼れるのが法テラスです。
法テラスは電話だけでなくメールでも相談可能なので、電話が苦手な人でもおすすめ。
ただしメールは平日のみ対応なので、急ぎの場合は電話で相談することをおすすめします。
エステに勧誘されるのは美意識が高い証拠!断り上手になりましょう
エステに勧誘はつきものですが、上手に断る方法を知っておけば大丈夫。
良いエステサロンに通ってどんどん自分磨きをしてくださいね。
エステの勧誘の断り方に悩む人のお役に立てたら、嬉しいです。
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